天皇賜杯全日本ソフトテニス選手権大会に出場した我が校の土井内・岩崎組及び的場・尾木組の戦績を
記す。
土井内・岩崎組は1回戦 5:0 と幸先良く勝利したが、2回戦で16シードと対戦し、 3:5 と惜敗した。
的場・尾木組は2回戦、3回戦と順調に勝ち進むが4回戦は辛勝(5:4)、次の5回戦では、何と的場選手に
とっては昨年のパートナーである 宮下裕司選手 (奈良高田商業高校卒:現在同志社大)と対戦したの
である。両者は昨年インターハイで優勝して、この大会に出場し高校生として、ベストエイト入る快挙を成し
遂げている。
この因縁の的場・尾木組対宮下・大賀組(同志社大)の試合を私は観ることが出来ず、どの様な内容であっ
たかわからない。翌日、5:4で勝利していたことを知った。
大会最終日、準々決勝戦から広島県総合体育館(インドアコート)で行われた。今年の大会は準々決勝に
3組の学連組が入り、久しぶりに学生が天皇賜杯を獲得するのではないかと期待された。菅野・佐々木組(
明治大・東北福祉大)、佐藤・寺田組(日本大)、的場・尾木組(中央大)の3組であった。
的場・尾木組の相手は、浅川・小峯組(日体桜友会・高岡ビッグウェーブ)一昨年第57回のチャンピオンであ
る。
的場・尾木組のゲーム前の練習を見ていたが、朝9時という時間からか、二人の動きがやや鈍く感じた。ある
いは、前日の疲れが残っていたのか。
1ゲーム目、お互いにやや緊張ぎみでイージーミスが目立つ、1ゲームを落とす、2ゲーム目競っていたが取る、
3ゲーム目は緊張がとれたのか動きも良くなり、簡単に取って2:1とリードする。4ゲーム目、益々気合が入って
相手を圧倒して、カウント スリーワンとリードした。2本のゲームポイントがあり、このゲームも取れると思った。
これを取れば3:1となり絶対有利で、勝利できる確率が高くなると思った。がしかし、尾木選手のスマッシュが
わずかにアウトして、ジュースとなる。その後、ジュースアゲンを繰り返し何回かポイントチャンスがあったが、結
局このゲームを落としゲームカウント2:2となる。流石に、前々チャンピオンである。相手のミスに付け込み、競っ
て、粘って大事なゲームを取った。こうなると、流れが変わって経験豊かな方が有利になり、ゲームカウント2:
4に離された。1ゲーム追いつき3:4になるがあとは突き放されて3:5で敗退した。
結局、浅川・小峯組が優勝したがこの試合が最大の難所ではなかったかと思われた。的場・尾木組はこの夏
、学生チャンピオンになり、この秋天皇賜杯チャンピオンになれば46年振り、史上2番目の快挙になるところ
でした。残念でしたが、来期にまだ同じチャンスがあり、それが出来る一番近いのは的場・尾木組であると大い
に期待しています。
石川恵脩 記